2013年6月8日土曜日

名訳と迷訳

ウェブ上では、英語から翻訳された文章を読むことが多くなりました。
翻訳なさる方々はさぞかし忙しいことだろうと思います。
しかし、できればやはり日本語の文章として違和感のないものを読みたいと思います。

今日のニュースの記事の中で、次のような文章に出会いました。

《原文》
"the level of secrecy around the current legal procedures undermines the freedoms we all cherish."

《名訳》
『現在の法的プロセスに蔓延している秘密主義は、われわれが尊重してきた自由を危険にさらすものだ。』
… TechCrunch Japan のニュース記事より

《迷訳》
『現在の法的手続きに関する秘匿性のレベルは、私たちが大切にしている自由をむしばんでいます。』
… ITmedia ニュース の記事より

《迷訳》の方の文章を最初に読んで、意味がよくつかめなかったので、
同じテーマの文章を検索していて、《名訳》の方の記事と、原文にたどり着きました。
《名訳》の方が圧倒的にわかりやすいですね。
原文の意味をくんで、ちゃんとした日本語の文章に訳されています。

《迷訳》は、単語の意味を辞書で引いたら、確かにその訳語が載っていますが、
日本語の文章としては、どこか不自然です。
どっかの会社が人的資源を省略するために多用している機械翻訳よりはましですけど…。