Android 用の Office Suite に含まれるワープロアプリはどれも Microsoft Word との互換性を謳っているが、それは MS Word で作成した文書ファイルを読み込んだときの、表示に限定されているようなアプリがほとんどだ。
タブレットだけを使って新しく文書を作成するときの互換性は極めて低く、ごく基礎的なことができるにすぎない。
それはおそらく、それらのアプリは、まず文書ファイルのビューワーとして作成されたのであり、新規に文書を作成する機能は後に、おまけのように追加されたのが始まりだからなのだろう。
例えば、表を挿入する機能は持っているが、挿入された表の列の幅を調整する機能は持っていない。列が2つある表を挿入したら、真ん中に区切りがある、等しい幅の列が2つ作成されて、それ以上は幅をいじれない。幅を調節したければ、いったんパソコン上の MS Word (または互換ソフト)へ読み込んで幅の調整をして書き込む必要がある。それをもう一度このタブレットへ読み込むと、パソコンで設定した列の幅の変更が反映されている。
図や写真の挿入にしても同じ要領だ。図の周りの文字の回り込み方も、パソコンへ読み込んで調整するしか方法がない。
つまり、書式設定の複雑な文書は、初めに書式を決めたテンプレート(雛形)をパソコンの MS Word 等で作成してから実際の文字をタブレットで入力するとか、
パソコンで作成した文書のちょっとした修正にタブレット使う、というのが、タブレット上の現状のワープロアプリの正しい使い方であると言える。
タブレットの性能は飛躍的に向上してきているので、高性能なタブレットはパソコン並みの編集機能を持ったワープロアプリも動かせるだけの性能を持っていると思うが、アプリの作成は Andoroid というくくりで行われるので、傑出した機種があっても、それに対応したアプリは作られにくいのだろう。Android の端末全部の性能が一定水準に達する日まで、パソコン用と同等な性能を持ったアプリが現れるのは難しいだろう。
※ 第1稿よりあとで分かったのだが、Kingsoft Office は、上の文章に『できない』こととして例示されていることが『できる』ような、もっと高性能なアプリである。それで、上の文章は KIngsoft Office には当てはまらないことを、ここに断っておく。
2013年2月21日木曜日
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